中国経済の悪化

今年の春先ごろから中国経済のスローダウンにより、中国国内およびホンコンでの宝飾品の販売が低迷しています。9月のホンコンジュエリーショーでも客足は悪く、宝石の販売はよくありませんでした。

以前はダイヤ製品、色石製品などのジュエリーをロットで大量に買っていた中国人のバイヤーも今は一つ一つ商品を吟味、選別して確実にいるものだけを買い付けているようで、販売金額も上がらない状態です。

ダイヤルースも同じでラパポルトプライス指標も下がっています。0.30~0・50ctサイズは約10%~15%値段が下がっています。

特にラージサイズのグレードの良いものほど値下げが大きいです。

中国での高額品の売れ行きがかなり厳しくなっているからです。

またメレダイヤのI1 I2などの低品質の相場は大きく値下げしており、ダイヤ製品をお買取りする場合はグレードチェックが要注意と言えます。
しかし、当然ながら全く宝飾品が売れていないと言うことではなく需要に合う適切な商品、品質、デザイン、価格のものはむしろ品薄で、古物市場でも物がない状態です。
ここ2~3年宝石の買取店も競合激化によりかなり淘汰されています。一般のお客様からの持ち込まれる宝飾品の量が大きく落ち込んでいるからです。

プロとしての適切な目と相場感でお客様にご満足ご納得頂ける正確な査定額を提示していかなければこれからはますます買取店として生き残っていくのは難しくなるでしょう。