12月18日の米国の量的金融緩和策縮小の決定によりドル高や先進国の株高となっています。一方新興国では株安、自国通貨安となっています。そして世界の投資資金が金市場から流れるとの観測から金相場も弱含みとなりました。金相場をみますと今年の春先に金価格が最高値をつけましたが、その後投資資金の流失などにより徐々に下がりました。さらに今回の米国の発表により金価格が下がりましたが、金融緩和縮小はマーケットではすでに織り込みずみであり下げ幅は限られています。金の大需要国であるインドや中国の買いが増えるとの予測もあり、金価格が一方的に下がることはないと思われます。投機する側からみれば金価格の安値で買う今がチャンスであるかもしれません。そして金相場を良く見て高値になった時に売ればあたりまえですが儲かるわけです。金はその産出量も少量で、美しく古来より最も価値の高いものとされてきました。そして時代を超えて今も金は安全資産として世界中の人々から買われています。金のインゴットやジュエリーまた貴金属製品としてその需要は非常に高いです。そして永年お使いになられたジュエリーや貴金属製品の換金も容易ですし、貴金属買取店などに持ってこられる方も多いのです。
世界の投資資金による金価格と金相場