9月17日から21日までホンコンジュエリーフェアーが開催されました。ダイヤモンドルースやダイヤ、色石製品の業者も日本からたくさん参加、出品されました。結果は全体的にはまずまずといったところでしょうか。ただ個々の業者によっては良くなかったところもありました。中国経済も数年前のように2桁成長の時代ではなく、中国人バイヤーのジュエリーに対する選別もかなり厳しくなっています。あるダイヤモンドオークションでは中国人バイヤーの数も今回は少なかったようで価格もそんなにはヒートしなかった模様です。しかし出品の量が多く出来高は過去最高であったと聞いています。ポインターのVS~PQは最も需要が高く強含みで1カラットはSI,PQがよく売れています。1カラット以上のラージサイズのVVSクラスの価格は弱くなっています。メレのPQも若干弱くなっています。ダイヤモンド業者にとっては今回は急激な円安によって救われた面があったと言えるでしょう。また色石など製品に関しては良く売れたという業者の声を聞いています。もちろん個々の業者の販売努力にもよりますが、まずまずであったようです。いずれにせよマーケットは需要にあった適正な商品を求めているわけですが、お買取の量も依然よりは減少していますので今後供給が益々困難になっていくと思われます。