宝飾用のダイヤモンドの輸入量は2013年で約235万カラットで2012年より約15%増えています.これは国内景気の回復や消費税増税前に業者がダイヤの在庫を増やしたことなどが影響していると思われます。1カラット以上の大粒石も昨年後半から少し売れてはいますが、国内景気が完全に回復してどんどん売れていく状態ではありません。ブライダル市場でのダイヤの婚約指輪や結婚指輪も動きは鈍く売れ筋は0.2カラットサイズの小粒石で単価も低くなっています。4月の増税までに駆け込みで買おうとする消費者が増えているようです。一方海外市況ではダイヤの原石が供給不足と値上げにより、また中国、インドなどでダイヤの需要も旺盛なため研磨済みダイヤの値段は上がっています.昨年後半よりも約10%前後値上がりしています。特に0.2~0.5カラットのVS SIクラスのダイヤは相場がかなり強くなっています。また1~3カラットのSI~I1クラスのダイヤも需要が高く相場が上がっています。3カラット以上のラージストーン(大粒石)のVVSクラスのダイヤの価格は小粒石ほどの値上げ幅はありません。ただラージストーンのダイヤモンドは市場での数も少なく希少価値からかなりの金額にはなります。お買取店などでダイヤモンドをお売りになろうとお考えの方には高値で売れるいいタイミングと言えるでしょう。
ダイヤの輸入量と海外ダイヤモンド市況