希少価値のあるピンクダイヤの産地

11月13日にスイス ジュネーブでサザビーズのオークションが開かれ、59.60カラットのピンクダイヤモンドが過去最高値の8300万ドル(約82億4000万円)で落札されました。アフリカのデビアスの鉱山で1999年に採掘された132.5カラットの原石を2年かけて研磨したそうです。ピンクダイヤモンドは非常に稀少価値が高くこの大きさでしかも最高の透明度のものは今後出てこないかもしれません。ピンクダイヤはアフリカで原石採掘されていたのですが、1980年頃にオーストラリアのアーガイル鉱山で新たに鉱脈が発見され今までにない量のピンクダイヤモンドが市場に出ました。ただし採掘の莫大な費用や歩留まりの悪さなどからピンクダイヤの販売価格は大変高くなりました。アフリカのピンクダイヤの原石は淡い桜色のものが主ですがオーストラリアの原石はパープル色が強く少し異なったピンク色と言えます。またアーガイル鉱山ではブラウンのダイヤ原石も多く採掘され1980年代から1990年代にかけてたくさんのブラウンダイヤが世界中で販売されました。日本でもブラウンダイヤの製品などの企画販売が多くありバブル期とも重なり大量に売られました。ただアーガイル鉱山もこの30年ほどでピンクやブラウンの原石もほぼ掘りつくされ、あと数年で枯渇するという話も聞かれます。実際アーガイルのピンクダイヤやブラウンダイヤが原石から研磨されて市場に出回る量も毎年少なくなっています。当社もダイヤ買取のなかでのピンクダイヤのお買取は大変少なく、お持ち頂ければ高価買取しております。特に大粒で色もよく高品質のピンクダイヤモンドは海外マーケットでの需要が大きいので高額でのお買取をしております。