9月のホンコンフェアーの結果と海外市場の重要性

9月のホンコンフェアーが終わりましたが、結果はまずまずといったところのようです。事前の予想では中国、インドや新興国の経済低迷によりやや悲観的な考えの業者が多かったのですが、その割には良かったということです。中国市場は少し回復していますが、インド人のバイヤーはあまり元気がなく、買いも弱かったようです。ダイヤの売れ筋は PQ SI VSの単価の安いもので VVSクラスでラージストーンの高額品はあまり売れません。またメレダイヤの低品質は相場が下がっています。インドルピーも一時の最安値よりはややルピー高に戻していますが、インド人バイヤーの買値のオファーが大変低く彼らに売っても利益が殆んど出ないという業者の声が多くありました。製品販売もまあよかったようですが、バイヤーの商品選別がますます厳しくなり、以前のように値段が安ければ何でも売れるということではなくなりました。ダイヤモンド、色石など宝石 貴金属 ジュエりーにおける海外市場での販売拡大を考えた場合、一時的には経済低迷によりまだ楽観できない状況ではありますが、日本国内での販売増を考えるよりはずっと可能性が大きいことに間違いはありません。