インド、中国の経済低迷によりダイヤ相場がやや軟調

新興国からの投資資金流出による経済低迷や通貨安など深刻な問題を抱えている中、特にインドは成長率が5%に低下しルピーの相場も5月から20%も下落しています。今1ルピー68円で最安値を更新している状態です。そのためインド国内は輸入商品の原価高で急激なインフレになりインド人バイヤーによるダイヤモンドの仕入も慎重になっています。メレダイヤや大粒ダイヤも彼らの買いが弱いため少し軟調ぎみです。中国経済においては新体制のもとバブルの抑制や汚職の検挙など、またぜいたく品の不買を促す動きから中国人バイヤーのダイヤ仕入もやや弱い状態となっています。今はダイヤモンドマーケットも様子眺めの状況といったところです。ただ9月11日から始まる世界最大のホンコンジュエリーフェアーでどのような結果が出るかによってダイヤモンドマーケットの相場が見えてくることに間違いはないしょう。