ダイヤ買取りの査定とは

お客様がお持ちのダイヤ製品を買取店に買取ってもらう時に、お店の鑑定士が評価、査定する際に重要な点は4Cであると言うことは、度々申し上げています。またそれ以外でも査定すべきポイントが幾つかあります。

ダイヤモンドの形は通常丸の形(ラウンドブリリアント)にカットしたものが一般的ですが、実際はいろんな形にカットされたダイヤモンドがあります。ダイヤの原石の形状は様々なので、その形状で最も歩留まりの良い形にカット、研磨されているのです。

ペアーシェイプ(西洋梨または涙型)、オーバルカット(楕円形)、マーキスカット、ハートシエイプ、エメラルドカット、プリンセスカット、ラディアントカット、バケットカット、トリリアントカット、テイパーカットなどがあります。これらの変形にカットしたダイヤモンドをファンシーカットと呼びます。ファンシーカットダイヤモンドはデザインジュエリーや個性的なジュエリーを演出する上で大変重要な役割を持ち、いろんなダイヤモンドジュエリーにデザインされ使われています。

ただしお買取の際には、ファンシーカットのダイヤはラウンドブリリアント(丸の形)よりも国際相場により評価、査定額は20~40%低くなります。例えば1カラットのダイヤで同じグレードの丸と変形なら変形のダイヤのほうが20~40%査定額が安くなるということです。

またカットグレードの総合評価の中で、プロポーションを鑑定する時に大切なのはフィニッシュ(研磨の仕上げ)です。フィニッシュはポリッシュ(研磨状態)とシンメトリー(対称性)の二つがあります。それぞれ完成度によりEXCELLENT,VERY GOOD,GOOD,FAIR,POORにランク分けされます。ラウンドブリリアントのダイヤでカットグレード,ポリッシュ、シンメトリーがそれぞれ EXCELLENTになれば3EXCELLENT(トリプルエクセレント)ということになり、最高級のカットグレードになります。さらに特殊スコープでハートとアローの形が確認できれば、ハートアンドキューピッドとしてさらにカットグレードが上がり買取の査定金額も上がります。逆に最下位のグレードのPOOR(プアー)になるとぐっと評価が下がるわけです。

最後に、ダイヤモンドの原石に長波,短波を充てると蛍光反応を起こすことがあります。強い青白い色や、薄い黄色の色など様々な色の蛍光色が出てきます。鑑定書(グレーディングレポート)で最も重要な項目の一つがFLUORESCENCE(蛍光性)です。VERY STRONG BULE, STRONG BLUE, MEDIUM BLUE, FAINT, NONE などに分類されます。ダイヤモンドの蛍光性が強く出ますとグレードが低く評価されます。例えばSTRONG BLUEだとNONEよりは20%低くなります。

このようにダイヤモンドを鑑定、査定する場合あらゆるポイントからグレード評価し、非常に科学的に数値を算出しているわけです。ダイヤのお買取には細部にわたる鑑定能力と判断が必要であることがお分かりになられたことと思います。

当社ミネタカジェムは40年の業歴と32年の鑑定歴を持つ鑑定士が、丁寧な説明と間違いのない鑑定結果にもとずき高額での査定をお出ししていますので、ダイヤモンドのお買取りまた色石や他の宝石、貴金属のお買取りがございましたら、どうぞお持ちくださいます様よろしくお願い致します。