6月の金相場は低調でも10年前より4倍の値上がり

6月19日に米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が会見で量的金融緩和の縮小に言及したことでアメリカ経済の回復からドル高円安になり円が98円台まで進みました。昨今の急激な円高からすると円安の方が我々輸出をメインにしている業者には喜ばしいことではあります。なぜなら例えば10万円のダイヤモンドが為替が¥90のとき$1111の値段で海外で輸出されるのが¥100ならば$1000になり海外の業者にとっては10%安く買えることになるからです。円高になるとその逆になります。また株式市場は金融緩和の縮小により投資家が利益確保の売りなど資金を引き上げる動きから世界的な株安になっています。ただ最近の為替や株の値動きは乱高価が著しく世界の巨額なファンドマネーがどこに投資されるか予想するのは我々素人には無理なことです。素人ができるのは短期、中期、長期いずれの相場期間で現物であればそれを売り買いしていかに利益を出すかと言うことでしょう。例えば金なら安い相場の時に買い高い相場になれば売ればよいわけです。あたりまえのことですが相場を見極めることは意外と難しいです。今年の4月上旬に金の価格が至上最高値をつけて今はそれより20%下げています。これは超短期的な値動きとみての下落ですが長期的にみれば10年前と比較して金の価格は今約4倍に値上がりしています。10年以上前にご購入された金のインゴットや金製品、貴金属を今お売りになる方が多くいらしゃるのは当然のことと言えるでしょう。